広島市民病院

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TEL:082-221-2291 FAX:082-223-5514
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救急医療(救命センター)

広島市民病院の救急医療について

虚血性心疾患、脳血管障害の治療を主な目的とした救命救急センター(別掲)は昭和52年全国4施設の一つとして設置し、この領域の高次治療の中核医療機関としてこの地域に貢献してきました。
また、平成18年12月より、一次から三次までの初療を行う北米型ER方式を目指して、新たに救急診療部(現救急科)を設置しました。
現在は、救急科と救命救急センター、ICUなどの連携により、一層密度の濃い救急医療を提供し、救急医療の充実を図っています。
さらに、平成23年10月より、受け入れ困難事案の救急患者を一旦受け入れて初期診療を行った上で必要に応じて、支援病院へ転院を行う救急コントロール機能の運営を開始しました。

救急患者の受け入れ経路について

広島市民病院における 救命救急医療・緊急処置の基本方針について

平成29年4月17日
当院を利用される皆様へ

当院において、入院中及び外来時における救命救急時の医療行為(以下「救命救急医療」といいます。)は、可能な限り患者さんご本人・代理人(ご本人に代わって判断することが法的に認められた方)、ご家族(ご本人の利益のために必要な場合)に内容を説明し、ご本人等の同意をいただいて実施しております。これは、患者さんの人権を尊重した医療を実践するためのものですが、救命救急時の状況によりましては、患者さんご本人、代理人又はご家族への説明や同意確認が困難な場合もあります。また状況によっては、危険を伴う処置もあり、合併症を起こしたり、期待通りの結果が得られない場合があります。 以上の点に関してご理解のほどをお願いします。

(趣旨)
当院では、救命救急時においてもその医療の内容を説明し同意をいただくことを基本としております。しかしながら、救命救急時は、状況が切迫していることから、患者さんが正常な判断をすることができない場合若しくは意識が無い場合、又は代理人やご家族とすぐに連絡ができない場合でも、緊急の措置を必要とすることがあります。例えば心肺停止時の心肺蘇生、急性心筋梗塞に対する再灌流療法、脳梗塞に対する血栓回収術や血栓溶解療法、緊急手術などです。そのような切迫状況において、ご本人の意識の回復や代理人又はご家族の方々との連絡を待っていては処置が遅れてしまって、後遺症を残したり生命身体に重大な結果を招くことになります。そこでこのような場合には、救命救急医療を実施することにより患者さんの救命・健康の回復・社会復帰が可能となる見込みがあるのであれば、患者さんご本人等の同意がない場合であっても、当院は、社会規範及び医療常識・倫理に照らし、「患者さんご本人にとって何が最善の医療といえるのか」という観点から、当院の医師の裁量を優先して救命救急医療を迅速に実施します。

その時の判断は、担当する医師が単独で行うのではなく、他の医師や看護師などの複数の医療従事者が協議して下します。
このように、当院では、救命救急医療の実施に当っては、患者さんご本人の人権を尊重した人道的な方針に基づいて行ってまいりますので、ご理解をお願いします。

地方独立行政法人 広島市立病院機構
広島市立広島市民病院 病院長