当院では、全国の市立病院に先駆けて、内視鏡手術用ロボット「ダビンチ」を2012年夏に導入いたしました。
サージョンコンソール(写真左側)に座った術者は、鮮明なハイビジョン3次元画像を見ながら、手術台近くに設置されたペーシェントカートのロボットアーム(写真右側)のを操作して非常に細やかで、正確な操作による内視鏡手術を行うことが可能となりました。
広島市民病院では、2015年4月最先端のハイブリッド手術室や内視鏡手術室を含む5室の手術室を増設し(既存手術室11室+増設手術室5室 計16室)、最新鋭のMRI装置を稼働しました。
ハイブリッド手術室では、手術室に最新鋭の血管撮影装置を設置し、手術のみでは到達困難な部位の血管内カテーテル治療が可能となったり、カテーテル治療のみでは治療できない病変に対しても、手術を同時に行うことができます。また、ハイリスクな患者へのTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)も安全に行うことができ、県内で初めて施設として独立しました。さらに、内視鏡手術室では、手術支援ロボットによる最新の内視鏡外科手術等、患者様の体にやさしいより高度な手術を行います。