広島市民病院

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医療機器の紹介

ダヴィンチ

当院では、全国の市立病院に先駆けて、内視鏡手術用ロボット「ダビンチ」を2012年夏に導入いたしました。
サージョンコンソール(写真左側)に座った術者は、鮮明なハイビジョン3次元画像を見ながら、手術台近くに設置されたペーシェントカートのロボットアーム(写真右側)のを操作して非常に細やかで、正確な操作による内視鏡手術を行うことが可能となりました。

リニアック

現在当院には、高精度放射線治療が可能な医療用直線加速器(リニアック)であるClinac iX(Varian Medical Systems社製)が設置されています。 当院では、2008年4月より“前立腺がん”に対して強度変調放射線治療(IMRT)を開始し、2011年2月より“早期肺がん”に対する体幹部定位照射(SBRT)を開始しました。 また、リニアック本体に搭載されたイメージングシステムでCT撮影を行い、治療計画画像と照合することで位置精度の高い治療を行う画像誘導放射線治療(IGRT)を、IMRTやSBRTのみならず通常の照射でも応用し、精度の高い放射線治療を提供しています。

3T MRI

全身用3テスラ(磁場強度の単位、以下:T)の特徴は1.5Tの約2倍の信号とノイズの比(S/N比)が高いことで、空間分解能と時間分解能の向上し、より細部まで高画質が得られ診断に重要な情報がえられる装置です。

ハイブリッド手術室

広島市民病院では、2015年4月最先端のハイブリッド手術室や内視鏡手術室を含む5室の手術室を増設し(既存手術室11室+増設手術室5室 計16室)、最新鋭のMRI装置を稼働しました。
ハイブリッド手術室では、手術室に最新鋭の血管撮影装置を設置し、手術のみでは到達困難な部位の血管内カテーテル治療が可能となったり、カテーテル治療のみでは治療できない病変に対しても、手術を同時に行うことができます。また、ハイリスクな患者へのTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)も安全に行うことができ、県内で初めて施設として独立しました。さらに、内視鏡手術室では、手術支援ロボットによる最新の内視鏡外科手術等、患者様の体にやさしいより高度な手術を行います。

ハイブリッド手術室